総資産に貯蓄型保険・退職金・確定拠出年金を含めるべき3つの理由

こんにちは。
私は資産を集計する際、
・貯蓄型保険(解約一時金)
・退職金(集計時点で退職したらもらえる金額)
・確定拠出年金
のいずれも資産に含めて集計しています。
これは人によって含めている、いないが分かれているものと思います。
引き出せないお金を資産に含めるべきではないという考えもいるでしょう。
私はそうではないと思います。
今回はそう思う理由をご説明いたします。
貯蓄型保険・退職金・確定拠出年金を資産に含めた方が良い3つ理由
資産額がより大きく見えてモチベーションが上がる
言わずもがな、退職金、保険、確定拠出年金、こららを資産を含めることで資産額は大きく見えますし、年々の資産拡大スピードも上がることでしょう。
この資産の大きさやスピード感というのは資産形成のモチベーションを維持する上で重要であり、資産形成を長く続けていく力になります。
資産形成をしていて、一番つらい時期は資産が築きにくい資産形成初期の1000万円到達までの時期です。
これは貯めても貯めても中々貯まらないスピード感の遅さからくるものです。
資産形成初期は労働と倹約のみで築かなければならないので誰しも感じることでしょう。
逆に言うと、早く資産が築けている実感が持てればこの大変さも多少は軽減されます。
さらに、モチベーションも高く維持できると思います。
私自身、資産が大きくなってから投資信託の複利の力で資産拡大スピードがアップし、楽になったと同時に、よりモチベーションも高く保てているという実感があります。
資産の大きさや築き上げるスピードというのはモチベーションに直結するのです。
まとめると、退職金、保険、確定拠出年金を資産に含めることで
資産拡大スピードや大きさがアップすることから、モチベーションアップにつながります。
これは大きなメリットといえるでしょう。
資産に含めた方がより実態の資産により即している
これら資産に含めた方が実態の総資産に即していると考えています。
貯蓄型保険、退職金、確定拠出年金いずれも出どころは自分自身のお金です。
退職金も毎月の給料から会社が退職金として残していると考えると、
結局は自分自身のお金でしょう。
したがって、自分で銀行で貯めているお金と保険、退職金、確定拠出年金は何ら変わらないものと考えます。
要はすぐに引き出せる箱にあるか、ないかの話、つまり引き出せるのが今か未来かの話であり、自分の資産には変わりないのです。
つまり、自身で貯めている銀行預金と同義であれば、
これら資産を含めた方が実態の資産に即しているということです。
また、これら保険、退職金、確定拠出年金を含めた方が将来設計の確度が上がるものと考えます。これは自分の将来の指針を見誤らないことに繋がるため、メリットとなりえるでしょう。
退職時に大きな資産が入ったという思い込みをなくせる
退職金にまつわる大きな失敗事例として、
・投資に全退職金を入れてしまい暴落とともに失ってしまう
・散財に散財を重ね使い切ってしまう
ということが挙げられます。
これら失敗はいずれも一気に大金が入ったという思い込みで気が大きくなったことから生じるものです。
退職金はいわば会社が毎月の給料から一定額、抜き取ってためてくれたお金とも考えられます。よって、これらコツコツためてきた自分のお金と等しいのです。
この退職金を資産に含めるということは、
退職を機にもらえる大金という固定概念を崩してくれます。
自分のお金を切り徐々にたまっていった資産という考えがより強くなることでしょう。
これによって前段で述べた思い込みによる失敗談を幾分か防げるのではないでしょうか。
これは退職金を資産に含めるメリットともいえると考えます。
退職金、保険を資産に含める際の注意点
これら資産に含める際の注意点を述べておきます。
それはいずれも集計時点の額で考えるということです。
退職金であれば定年退職したら2000万円もらえるから今の時点からその金額を入れるのではなく、仮に今退職したらもらえるであろう金額を集計するべきということです。
定年退職するまで今の会社にいるかという不確定な未来でもらえるお金を資産に含めるというのは全く実態に即していないので適していないのは当たり前でしょう。
現時点で辞めたらもらえる額を集計します。わからなければ会社に問い合わせるのも一つの手です。
保険に対しても同じ考えで、現時点で解約した時にもらえる解約一時金を資産に含めるべきとうことです。
まとめ
今回は資産に貯蓄型保険・退職金・確定拠出年金を含めるべき3つの理由について、まとめました。
私は総資産にこれら貯蓄型保険、退職金、確定拠出年金を含めてしまっていますが、
これによりモチベーションアップ、将来設計に生かせているような実感があります。
よって、これは人によっては反対意見もあるかもしれませんが、
本内容に共感してもらえるのであれば資産に含めてしまうことをお勧めします。
以上、ご閲覧ありがとうございました