株価上昇相場だからこそ考えること。常に暴落してもOKな状態を維持すべし。
おはようございます。
昨今の米国株の上昇相場において、多くの人が資産を増やしていることだと思います。
かくいう私もかつてないほどに資産が増加しており、素直に喜んでいます。
みなさんも同じような心境でしょうか。
ただ、ここで注意したいのが、
喜ぶのはよいですが過度に浮かれていてはいけないということです。
このような相場が続くという保証はありませんし、
これから大暴落する可能性はゼロではありません。
過度に浮かれていては今後、痛い目に合いかねないのです。
今回、このような上昇相場において、
どのような心持でいたらよいかを考えてみました。
eMAXIS Slim米国株式は年初来37%増の上昇相場
eMAXIS Slim 米国株式インデックスファンド(S&P500)を例に、今年の評価額推移を見てみましょう。
グラフからわかる通り、米国株の評価額は大きく上昇をしており、年初来37%の上昇を記録しています。年初に1000万円を投じていた場合、370万円の資産上昇が見込めたという計算です。近年トップレベルの上昇相場であることが見て取れます。
このような相場から、多くの人が資産の上昇を記録したものと思います。
勝手に資産が増えていくというのは、気分がいいものです。
汗水たらしてお金を稼ぐのも悪くはないですが、
楽してお金が増やすというのもまた一興でしょう。
ただ、このような上昇相場において、気が緩みすぎるのはよくありません。
うまくいっている時こそ、落とし穴がないか常に注視しましょう。
10年に一度は暴落が来ると覚悟しよう
ここで期間を延ばして、過去100年における米国株の株価推移を見てみます。
下の図に示す通り、一見、右肩上がりの上昇のようですが、
ミクロでみると所々暴落が来ていることがわかります。
スパンでいうと10年に一回レベルでしょうか。
直近だと2020年にコロナショックで20%の暴落を記録していますね。
上のグラフのように、いずれ暴落するとみて間違いはないでしょう。
その暴落が10年後にくるか20年後に来るかは誰にも予測できないですが、
今までのスパンから考えると、
前回のコロナによる暴落からすでに4年が経過しているので、
今後、5~10年の間で再度、暴落が来てもおかしくはないものと思います。
常に暴落が来てもよいような状態にし、万全を期すこと
さて、もし今後、暴落に見舞われたときに、どのような対応をすればよいでしょうか。
その答えはすでに決まっています。
それは株や投資信託を手放さず、暴落時も積み立てを続ける、つまりバイ&ホールドを続けるということです。
我々が持っている米国株は
過去何度も暴落を経験しつつも最終的には上昇を遂げてきた実績のあるものです。
素直に米国株の上昇を信じて持ち続け、また積み立て続けましょう。
この行動が結果として大きな資産を築くことに繋がります。
ただ、簡単そうに見えて、多くの人がそれと真逆の行動をとってしまうものです。
つまり、暴落とともに株を手放してしまうのです。
これは暴落が来ると、世に不安を掻き立てるような情報があふれかえるのも一つの要因です。
もうこれ以上、上昇相場は訪れないので損切した方がよい、
資本主義の終焉、など誤った情報を提唱する人もいるでしょう。
そのような情報に紛らわされるのを防ぐためにも、考えてほしいことが、2つあります。
・投資の勉強を続けて正しい知識を身に着けること
・50%資産が減っても耐えられるかをシミュレーションしておくこと
まず、最初に投資に関して正しい知識を身に着けることが重要です。
これによって暴落時に出回る間違った情報を鵜吞みにせず、正しい行動をとることが可能になります。正しい行動とは、つまり暴落が来たからと言って、下手に株、投資信託を売ったりしなくなるということです。
なお、情報を得る上で高額なお金を必要とする情報商材やセミナーに頼る必要はありません。
昨今、YOUTUBEなどには無料で見れる有料級の動画があふれています。
それを活用すれば、十分な知識を得ることが可能でしょう。
次いで、具体的には資産が50%減っても生活ができるか、
こちらをシミュレーションすることも重要です。
つまり、仮に多くの資産が減った暴落状況でも、収入に対して支出が少ない黒字家計を維持できるかということです。
このような状況であれば、
暴落によって株、投資信託を売却する必要はないとわかっていても、売却しなけらばならない、という状況を強いられることはなくなるでしょう。
まとめ
暴落というのは必ず来るもので逃れようがありません。
その上で暴落がきても動揺せず平常心でいつもと変わらない行動がとれるか、
これが今後、大きな資産の成長を成し遂げるか、できないかに関わります。
暴落が来たときはいずれ上昇することを信じて、バイ&ホールドを続けましょう。
以上、ご閲覧ありがとうございました。