資産形成の成功には1000万円をいかにして”早く”ためれるかが重要

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おはようございます。

投資において、入金力×投資期間が重要です。そして、いかにして1000万円を若いうちにためて長期間、投資に回すことができるかで、これによって今後のお金の貯まりやすさが格段に変わってきます。

私の実感としても資産1000万円を投資にまわしてから、資産の拡大スピードが格段に早まり、資産形成が楽になった印象があります。

今回は、なぜ最初の1000万円を早く築き、投資に回すことが資産形成を成功させるポイントなのかを解説します。これから資産形成を進める予定でまだ1000万円に達していない方はぜひご閲覧いただき、今後の資産形成の参考にしてください。

資産1000万円が意味するもの

1000万円というと大金と感じる人が多いかと思います。漫画「賭博黙示録カイジ」に登場する利根川という人物は以下の名言を残しています。

安くないんだ1千万、2千万という金は……想像してみろ、エリートといわれる人達の人生を。小学中学と塾通いをし、常に成績はトップクラス……やっと一流企業に入っても待っているのは出世競争……毎日律儀に会社に通い、残業をし、そんな生活を10年余り続けて30第半ば40歳そういう歳になってようやく蓄えられる金額が1千万、2千万という金なんだ…わかるか2千万という金は大金なんだ…

お金を稼ぐことの大変さを明確に表現している名言です。

実際に働いてお金を稼ぎ、家賃や生活費を払う、これ自体が大変ですが、さらに、1000万円ためるにはそこから毎月、貯金を生み出さなければなりません。

計算してみると、1000万円ためるには以下の歳月がかかります。

・月 5万円を貯蓄した場合、1000万円ためるには17年。

・月10万円を貯蓄した場合、1000万円ためるには8年。

これだけの年数、つまり10年単位で労働と倹約を続ける必要があり、1000万円は決して簡単に手には入らない金額です。

1000万円の複利効果によるパワー

1000万円をためることは決して簡単なことではありませんが、ためた後は今後の資産形成にとって強力な助っ人になります。

シミュレーションをしてみましょう。以下に示すのはMoneyForwardクラウドの積み立てシミュレーションで取得した結果です。

参考URL:複利計算ができる資産運用積立シミュレーション | Money Journey

元本1000万円を利回り4%で10年間運用

元本1000万円を10年運用すると、最終的に1000万円が1409万円となりました(追加投資なし)。資産が増えてはいるものの、ちょっと高級な車が買えるかレベルのリターンであり、1000万円といっても10年では大幅な資産アップは難しいということがお分かりいただけると思います。

1000万円を利回り4%で30年間運用した場合

今度は投資期間を30年に延ばしたケースです。最終的な資産は3314万円となります。30年間で2000万近くの金額が増えるという結果になりました。同じ利回り4%でも投資期間10年と30年では大きな差です。時間による複利運用のパワーが表れています。

元本100万円を利回り4%で30年間運用した場合

今度は逆に元本を100万円と元本を少なくしてみました。結果、元本100万円が最終的に331万円になり、30年という長い期間でも普通車が買えるレベルのリターンです。投資は時間だけではなく、入金力も必要ということがお分かりいただけるものと思います。

以上のシミュレーションから1000万円という大金を投資期間を長くする、つまり、いかに若いうちに1000万円をためて投資に回すか、ということの重要性がお分かりいただけたかと思います。

いかにして1000万円を早く築くか

1000万円を若いうちにためるということが、その後の資産形成に大きなパワーになることがわかりました。それでは、どうやって1000万円をためればいいでしょうか。

結論から言うと、労働と倹約で築くしかありません。

堅実なインデックス投資だとリターンは4%がいいところでしょう。よって、投資し始めの元本が少ない中でいくら長期運用したとしても大きなリターンは見込めません。一発逆転で少ない元手から大金を得ようとする方法もありますが、失敗するリスクが格段に高くなり、ギャンブル的な投資になります。お勧めはできません。

以上より、一発逆転の方法はなく、堅実に労働と倹約でためていくしかないのです。その上で以下の3つのことは意識してください。

1000万円をためる上で意識してほしいこと!!
  • いつまでに1000万円をためたいかを決めて必要な毎月の貯金額を算出する
  • グレードを落としても困らない固定費はとことん削減する!
  • 転職や副業による収入アップを目指す!

①の”いつまでに1000万円をためたいかを決めて必要な毎月の貯金額を算出する!”については簡単な例で言いますと、

・10年で貯めたいのであれば毎月8万円

・20年で貯めたい場合は毎月17万円

という要領ですね。この金額をためるという目標をもって労働と倹約をしてください。

②の”グレードを落としても困らない固定費はとことん削減する”については、言葉通り①の達成に向けて固定費を削減すべしということです。

特に意識してほしいのが「車」「保険」「住居」ですね。多くの人がこの三大支出においては無条件で大きな金額をかけているように思います。特に「住居」については聖域になりがちで際限なく、金額をつぎ込んでいる人もいます。

③の転職や副業による収入アップを目指す!については、②を行った上で、①の貯金が難しいのであれば収入アップの道を模索すべしということです。収入が低い中でいくら固定費削減しても限界がありますからね。

以上が1000万円ためる上で意識してほしいことです。

まとめ

今回は、早期に資産1000円を築くべき理由を紹介しました。

これから資産を築こうとしている人はとにかく労働と倹約によっていち早く1000万円という大台に到達することを意識してください。

資産形成において、その1000万円が大きな力になるはずです。最初は苦しくともいつか資産が自然にたまっていく実感は必ず得られます。

いまより良い未来を信じて、これからも堅実なやり方で資産形成を進めていきましょう。

以上、ご閲覧ありがとうございました。

ABOUT ME
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資産1億円を貯めて経済的自由になることが目標の30代の子持ち会社員。
エンジニアとして今の会社に入社し、徹底的な倹約により29歳で資産1000万円突破。
そこからインデックス投資をスタートし、株高・円安の恩恵も受け、32歳で資産3000万円に到達。
45歳までに1億円ためるために倹約と投資を継続中。
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