【どちらがおすすめ】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とVOOの比較
私、プログは45歳までに1億円ためて経済的に自由になることを目標にしている、サラリーマン1児の父親です。
今回は、米国の主要500社で構成されるS&P500に連動する代表的なファンド、eMAXIS Slim米国株式(S&P500):投資信託とVOO:ETFを比較してみました。
ETFであるVOOは配当金がもらえるという点が魅力的ですが、当ブログでは投資の手間が少なく、資産の最大化が狙えるという観点から、eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)の方をおすすめしています。
どちらに投資しようか悩まれている方は参考にご閲覧いただけると幸いです。
eMAXIS Slim 米国株式 vs VOOの比較表
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(以降、Slim)とVOOは両者ともにS&P500指数に連動するファンドです。異なる点としては、購入方法や配当金の扱い、運用コストがあり、それによって、将来的に受け取れる金額に差異が生じる可能性があります。以下に比較表をまとめました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | VOO (バンガードS&P500ETF) | |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJ アセットマネジメント | バンガード社(米) |
種別 | 投資信託 | ETF(上場投資信託) |
配当金 | 自動再投資 | 年4回もらえる |
投資タイミング | 1日1回 | リアルタイム |
最低購入金額 | 〇 (100円から) | △ (約5万円から ※為替により変動) |
売買手数料 | 無料 | 買付無料 売却手数料あり |
経費率 (運用コスト) | 〇 0.09% | ◎ 0.03% |
ポイントは以下の3つです。その中でも配当金がもらえるかで好みのわかれるところです。
- Slimはファンド内で配当金が自動再投資される。VOOは配当金が受け取れる。
- Slimは少額、定額投資可能。VOOは買い付け単価が高額で定額投資不可。
- 経費率はややVOOの方が小さいが、どちらも超低水準。
手間なく資産最大化を狙うのであればeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選ぶべし!
どちらを選べばいいか?
では、Slim とVOOどちらを選択すればいいでしょうか。以下の判断基準で選ぶのがよいかと思います。
- 将来的に増える資産が目減りしてもいいので配当金が欲しい。
→ VOO - 配当金はもらえなくていいので手間をかけずに資産を最大化したい。
→ Slim
ざっくり言うと、配当金をどうしても受け取りたいのであればVOOを検討すべきです。一方で、Slimは配当金がファンド内で再投資されることから配当金は受け取れませんが、手間がかからない上に資産の最大化も狙えます。
どちらを優先するかは人それぞれですが、①投資に手間がかからない、②資産を最大化できる(VOOより将来的に資産が拡大する)という2つの観点は多くの人にとって優先すべきポイントと思いますので、当ブログではSlimの方をお勧めします。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は配当金がファンド内で自動再投資される
ここからはなぜ、Slimの方が手間なく、資産最大化が狙えるのかについてです。前提知識として、資産最大化を狙う上で、配当金再投資が重要ということを少しお話します。配当金再投資というのは言葉通り、受け取った配当金をそのまま投資に回すことです。これによって、再び投資された配当金も運用によって、さらに拡大した配当金を生みだし、これを繰り返すことで雪だるま式に資産が増やせることが期待されます。
Slimの場合、上記の配当金再投資がファンド内で自動的に行われます。つまり、手間がかからない上に資産最大化が狙えるという話になります。なお、VOOの方も配当金が出たら都度、自身で再投資すればよいのでは?と考える人もいるかと思いますが、少しの手間でも長年継続するとなると難しいものになると思います。自動化できるものは自動化してしまいましょう。
税制面についてもSlimが優位
さらに、税制面において、Slimの方はファンド内で再投資されるので、課税タイミングは米国での現地課税のみなのに対し、VOOは何もしなければ米国と日本とで二重に課税されます。この二重課税を回避するためにはNISAや確定申告(外国税額控除)が必要です。ただ、回避できてもSlimと同じ課税額になるだけであり、余計な手間はかかるものと思います。よって、NISA、外国税額控除を使わずとも二十課税を回避できるSlimの方が税制面においても優れているといえると考えます。
まとめ
今回はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とVOOを比較してみました。当ブログでは投資の手間がかからない上に資産の最大化も狙えるという観点からSlimの方をおすすめします。
- SlimとVOOは配当金、投資方法、運用コストなどが異なる。
- 資産の最大化には再投資が欠かせない。
- Slimは配当金再投資を完全自動化されているので手間がかからない
- VOOはNISAや外国税額控除によって課税コストをSlimと同等レベルにできるが手間がかかる
以上、ご閲覧ありがとうございました。